80歳のアリア

 

 

八十歳のアリア

 

四十五年かけてつくったバイオリン物語

 

著者 糸川英夫

今、この本を読み返しています。

ネガティブな書き出しなのですが、読み終わると「ちょっと頑張ってみようかな」と思える本です。

あらすじは、糸川英夫という「工学博士」が何の知識も無いまま科学的に一挺のヴァイオリンをつくりあげるというお話です。

とにかく著者である糸川先生が凄いんです。

 

糸川英夫(1912-1999)

航空工学者。日本のロケット開発の中心として活躍。

宇宙科学技術の基礎を築き「日本の宇宙開発の父」と呼ばれている方です。

チェロ・ヴァイオリン・バレエと趣味が多彩でバレエは62歳から始められています。

そして45年かけて完成したヴァイオリンに「ヒデオ・イトカワ号」と名付け1992年7月20日 満80歳のお誕生日にサントリーホールでコンサートを開催しています。

すごーい!

糸川先生は「好きこそ物の上手なれ」とおっしゃっていました。